当サイトはプロモーションが含まれています

スマホ代節約

楽天モバイルをメイン回線にしてみた結果、コストも回線品質もほぼ満足

楽天モバイルに加入して、5か月がたった。このタイミングで、楽天モバイルの使用感や、使ってみて感じた雑感を書き残しておきたいと思う。

検索エンジンからこの記事にたどり着いた方の多くは「楽天モバイルはメイン回線にできるのか?」という疑問や不安を持った方だろう。だから、できるだけそういう観点から書いてみたい。

まずは使用感をお伝えしたあと、他のキャリアとの比較や考察をお伝えしたい。楽天モバイルを契約しようかどうか迷っている方の参考になれば幸いだ。

楽天モバイル公式サイトはこちら

楽天モバイルの再契約で使えるキャンペーン3選

\ 今の携帯電話会社と楽天を比較 /

かんたんシミュレーション

スマホ料金をチェックするだけで100ポイント!

楽天モバイルをメイン回線にしてみて、どうだったか

さっそく、楽天モバイルをメイン回線にしてみた感想をご紹介する。―― 結論から言うと、私の状況ではとくに問題なく使用できた。

一方、SNSで集めた口コミや評判を見ると意見が割れている。あわせて掲載するので、参考にご覧いただきたい。

5か月間、実際に使ってみた感想は「及第点超え」

まずは、私の状況を簡単にご説明する。

機種iPhone 12 mini
物理SIMワイモバイル
e-SIM楽天モバイル
行動範囲おもに関西圏の政令指定都市
利用状況職場と自宅はWi-Fiで通信

上述の状況で、5か月間ワイモバイルを封印して楽天モバイルのみで運用してみたところ、及第点は超えているように感じた。

データ通信の使用感は「可もなく不可もなく」

私の行動範囲では、問題なく楽天回線で通信できている。体感では「遅い、つながらない」と感じたことはなかった。

ただし、通信速度を計測すると、おおむねどこでも楽天モバイルよりワイモバイルのほうが早かった。よって「可もなく不可もなく」と言ったところか。

データ通信(インターネット)については、自宅と職場はWi-Fiを使っている。それ以外の場所で、楽天回線でデータ通信をおこなっている状況だ。

楽天回線を使ったデータ通信では、インターネットで調べものや情報収集をする程度だ。スマートフォンで確認してみたところ、以下の通信量が多かった。

  • chromeで情報収集
  • ニュースアプリの閲覧
  • オーディオブックのストリーミング再生
  • LINEのトーク
  • Yahoo!メールのチェック
  • マップアプリでルート検索
  • 二次元バーコード(QR)決済
  • 天気アプリで天気確認
  • 仮想通貨の取引
  • 電子書籍のダウンロード

私と似たような規模の都市にお住まいで、似たような使用状況の方なら、楽天モバイルをメイン回線にしても問題ないのではないだろうか。

一方、横浜に住んでいる知人にヒアリングしたところ「お昼時が繋がりにくい」と言っていた。関東圏の人口密集エリアでは、輻輳ふくそう(通信の渋滞)を起こしやすいようだ。

また、基地局から遠い場所やビル等の障害物が多い場所、それから屋内や地下も楽天モバイルは不利かもしれない。ゲームプレイや動画試聴が多い方も、注意が必要だろう。

関連
no image
楽天モバイルの回線エリアなのに繋がらない!? 理由と対処法を紹介

楽天エリアの回線エリアマップを見るとサービス圏内のはずなのに、なぜかつながらない体験をしたことがないだろうか?もしくは、 ...

通話回線(楽天リンク)の使用感も「可もなく不可もなく」

通話については、発信時のみ「楽天リンク (Rakuten Link)」アプリを利用した。iPhoneは、着信時にOS標準の電話アプリが立ち上がるため、楽天リンクを使用できない。

おもに仕事でクライアントと通話しているが「可もなく不可もなく」といった印象だ。感想を列挙しておこう。

  • 通話中の切断は一度もなかった
  • 遅延は「0.5秒くらいラグがある?」と感じた
  • 音声品質は、とくに気にならない
  • 通話相手から、通話品質で指摘を受けたことはない
  • 通話無料が、うれしい

ほぼ問題なく通話できたのだが、しいて気になることを挙げると「遅延」を感じた。まるでビデオ会議のように、会話中に微妙なタイムラグを感じるのだ (実際にラグがあるかは不明)。

また先述のとおり、この感想は「発信は楽天リンク、着信はOS標準の電話アプリ」によるものだ。iPhoneでは「楽天リンクの着信時の通話品質」がわからないので、Androidの方はご留意いただきたい。

とは言え、やはり通話が無料になるのはとてもありがたい。私は通話回数が少ないものの、1回の通話が長いため「15分無料」等のオプションで対応しづらく、楽天リンクに助けられている。

楽天モバイルをメイン回線にしている人の口コミ・評判

つづいて、楽天モバイルをメイン回線にしている人の口コミや評判をご紹介しよう。

ご覧いただくと分かるとおり、否定派と肯定派に割れている。人それぞれ、各人の所在地や使い方などの状況しだいで意見や感想が違うのだ。

だから、結論を言うと、自分の状況で使って試してみないと本当のところは分からない。「疑うな、信じるな、確かめろ」ということになる。

否定的

まずは、否定的な意見からご紹介しよう。

やっぱ楽天モバイルはまだまだ繋がらない。自宅はOKだけど、電車で移動してる時とかが厳しい。「速度遅くなる・電波弱い」じゃなくて、アンテナ立たない。

サブとしてはコスパ良いが、メインでは (ry

出典:X (旧Twitter)

楽天モバイルとpovoのデュアルSIMでの利用を始めました。楽天はデータ通信と電話発信用、povoは従来から使っている電話番号での着信用にしてます。

想像以上に快適!何よりpovoで月額の利用料が基本的にかからないのがありがたい。でも楽天の不安定さは否めないので、povoをメインにするか検討中。

出典:X (旧Twitter)

楽天モバイルは普段は良いのだけど、山に登る度に弱さを実感させられるのですよ (涙)。登山鉄道に乗る度に圏外になるのは改善の余地ありかと判断した。

と言ってメインを乗り換えるつもりはなく、LINEMOは月3GB、povoも基本は0円運用とする予定だが。

出典:X (旧Twitter)

来月から楽天モバイルは使い放題から3GBに落として、ahamo大盛りをメインにする。地下鉄でストレス感じまくるから、出社勤務が増えると楽天モバイルは無理。

出典:X (旧Twitter)

やっぱりメイン回線に楽天モバイルはキツイかねぇ。けっこう繋がらない所あるしなあ。

出典:X (旧Twitter)

楽天モバイルは楽天LINK辞めて、標準電話アプリからでも電話料金無料にした方が良い。もっと加入数増やせるし、人にもおすすめしやすい。

僕のようにメイン回線として使ってる人は、ネットで色々調べて、楽天casa等も使って駄目だと感じて出ていきたくなる。イライラが貯まる。

出典:X (旧Twitter)

ちょい前から楽天モバイル1本なんだけど、サウジでのローミング非対応で困ってる。ahamoはちと高いし、楽天ポイント改悪影響で楽天モバイルの契約はちと外し難い。

と思ってたら、povoが月額基本無料なので併用に最適ぽい。メインSIMをpovoにMNP、国内では楽天モバイルをサブ契約してデータ通信用に。

出典:X (旧Twitter)

今月から楽天モバイルをメインにしてみてるけど、地下とかコンクリの建物内とか本当に繋がりにくくてストレス。

繋がらないときには自動でサブ回線(linemo)につながるようにしてるけど、もしシングルsimだったら耐えられなかったかも。

出典:X (旧Twitter)

私も楽天モバイル持ってるけど、やめた方が良い。ちょっと建物に入ったり、ちょっと田舎行ったりすると繋がらないし、逆に人が多すぎるところでも繋がらない。

メインにするなら、他の格安キャリアの方が良い。

出典:X (旧Twitter)

楽天モバイルをメイン回線としておりますが、どう頑張っても我が家が圏外なのと、定期的に使い物にならなくなるので「仕方ねえなあ~」と苦笑いしながら使っています (笑)。

出典:X (旧Twitter)

やはり、使い方や活動地域によっては、楽天モバイル単独で運用するのは難しそうだ。デュアルSIMで、他社キャリアと併用する必要があるだろう。

その場合の併用候補は、povo(au)やLINEMO(SoftBank)になるのではないだろうか。併用する回線は基本料金を抑え、楽天回線が使えないときだけ使う形にすると総コストを抑えられる。

肯定的

次は、肯定派の意見をご紹介する。

iPhoneXS以降を使ってる方は、デュアルSIMのメイン回線におすすめだよ~。通話料無料はやっぱデカい……。

出典:X (旧Twitter)

2年前の楽天モバイルはメイン回線ではきついなと感じていたが、去年から目に見えて速くなったので、思い切ってメイン回線にした。結果は僕の用途では不満なし。最高よ。

出典:X (旧Twitter)

オレのスマホはデュアルSIMなので、楽天モバイルをメインにしてサブにpovoを入れてます。

最近は地下鉄も含め楽天が圏外になることは稀なので、電話番号2回線分として仕事用プライベート用を使い分けている形になってます。

出典:X (旧Twitter)

メイン回線を楽天モバイルに変えました。依然よりかなり通信環境が改善されたようです。

出典:X (旧Twitter)

いま、メイン回線が楽天モバイルなんですが。コミケ中、そりゃ遅くはなったけど、つながらないことはなくて何とかなった感じ。docomoから抜けておいてよかった。

出典:X (旧Twitter)

一番嫌いだった楽天モバイルが、今ではメイン回線。楽天モバイル、使い勝手が良さ過ぎて、最高。楽天モバイルが通信事業に参入してくれて、本当に良かった。

出典:X (旧Twitter)

楽天モバイルをメインにして半年以上経ったけどその間「これは困った事になったぞ」という場面に全く遭遇しなかった。

出典:X (旧Twitter)

楽天モバイルメインで使ってる人こそ、今回の株主優待は改善だろ。

デュアルSIMにしてデータを逃がせば、メイン回線のデータ使用料を抑えられる。去年のしょぼい楽天キャッシュより個人的にはオトクだと思った。

出典:X (旧Twitter)

実家の田舎で、楽天モバイルの電波が改善して「Rakuten Casa」が不要になった。もちろん通話メインで、それが時間無制限で無料というのは本当に凄いサービスだ。

標準の無料通話アプリ楽天Linkの音声品質も全く問題ないようだ。なお無料通話アプリ楽天Linkによる通信は、通信量にカウントされない。

出典:X (旧Twitter)

メイン番号で楽天モバイル/Rakuten Linkを使い始めて3週間。

かかってくる電話はRakuten Linkが受けるので、音質はイマイチだけど支障なし。発信時に通話がプツプツ途切れるのはなぜか050IP電話だけみたい。

出典:X (旧Twitter)

印象的なのは、楽天モバイルから転出して戻ってきた方の意見だ。「以前に比べて改善している」という意見が散見される。

どちらにしても、使用感は人によって違うことが明らかである。自分が置かれた状況で試してみて、確かめるしかない。

繰り返しになるが「疑うな、信じるな、確かめろ」だ。

\ 今の携帯電話会社と楽天を比較 /

かんたんシミュレーション

スマホ料金をチェックするだけで100ポイント!

メイン回線にするなら?楽天モバイルと他キャリアの比較

もう少し、楽天モバイルをメインにしていいかどうかの考察を深めてみよう。まだ迷っている方は、もう少しお付きあいいただきたい。

通信品質・通話品質の観点では、楽天モバイルは不利

通信品質や通話品質を気にする方は、楽天モバイルを選ばないほうがいいかもしれない。この2点については「楽天モバイルが不利」と感じる。

そう感じる理由は、以下のふたつだ。

  • これまでプラチナバンドを持っていなかったから
  • 楽天リンクを電話アプリのように推しているから

どういうことか、ご説明しよう。

理由1:これまでプラチナバンドを持っていなかったから

楽天モバイルは、2023年10月23日までプラチナバンドを持っていなかった。2024年中にはこの帯域の電波を発射しはじめる予定だが、具体的なサービス開始日は未定である (執筆時現在)。

プラチナバンドとは

700~900MHzの周波数帯域の通称。障害物に強く、電波が届きやすい。回線エリアを整備するうえで重要な周波数帯されているが、空きがなく、後発の楽天には割り当てられていなかった。

キャリア御三家は、総務省から複数の電波帯域の使用許可を得ている。一方、これまでの楽天モバイルが許可されていたのは、高い周波数帯だけだった。

周波数帯が高い電波には、以下の特徴がある。

  • 直進性が強くなる
  • 障害物に弱くなる(回り込みにくくなる)
  • 電波到達距離が短くなる
  • 伝達できる情報量が多くなる

よって、楽天回線は、障害物が多いところでは品質低下が起こりやすい。また、電波到達距離が短いため、多くの基地局を必要とする。

auからプラチナバンド帯域の回線を借りているとは言え、これまで電波品質が課題だったことは否めない。現時点では、通信品質を重要視するのであれば、他のキャリアのほうが無難だろう。

とは言え、2023年10月23日にようやく「715~718MHz/770~773MHz」帯域の割当が認定された。上り・下りとも「3MHz」ずつの狭い帯域ではあるが、今後の楽天モバイルに期待したいところだ。

理由2:楽天リンクを電話アプリのように推しているから

楽天モバイルユーザーは、楽天リンクアプリを使うと無料で通話できる。これは大きなメリットであり、楽天モバイルも「国内通話かけ放題」とうたっている。

だから、ユーザーは楽天リンクを「電話アプリ」だと思い込んでしまう。しかし、実際はコミュニケーションアプリ内の「通話機能」と言ったほうが実相に近いだろう。

ようするに、LINEの通話機能と同じだ。OS標準の「電話アプリ」と比較すると、どうしても遅延や通話品質の差が気になってしまう。

関連
no image
楽天モバイル「楽天リンク」の通話品質は評判悪い?使ってみた感想

楽天リンクは、通話品質が悪いと言われるが、実際のところどうなのだろうか?他社の電話品質と、どう違うのだろうか?スマートフ ...

一方、楽天モバイルであっても、OS標準の電話アプリを使えば他キャリアと同等の品質で通話できるだろう。ただし、通話料金が無料ではなくる ―― というだけのことだ。

しかし、そうなると通話に関する楽天モバイルのアドバンテージがなくなってしまう。むしろ、電波品質に課題がある楽天モバイルは、他社キャリアより不利と言わざるを得ない。

「楽天リンクの通話品質では困る」という方は、楽天モバイルにこだわる必要はないのではないか?

コストの観点では、楽天モバイルは魅力的な選択肢

コストの面から見ると、楽天モバイルは魅力的だ。メイン端末を楽天モバイルにすることで、通信費を大幅に削減できる方が少なくないだろう。

―― ところで、携帯電話のコストとは、なんだろうか?

携帯電話の維持にかかるおもなコストは「費用」と「手間」だろう。費用については、以下のものを考慮する必要がある。

  • 基本料金
  • 通話料金
  • 機種代
  • 契約事務手数料
  • 特典

順番に見ていこう。まずは、料金からだ。

他社キャリアの格安プランと比べても、楽天モバイルは安い

楽天モバイルの基本料金は、他社キャリアの格安プランと比べても安い。3MB以下で済む方については若干LINEMOのほうが安い(88円)が、楽天経済圏をちょっと活用すれば逆転するだろう。

では、まず楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を見てみよう。楽天モバイルの料金プランはこれひとつで、データ利用量に応じて基本料金が変動する仕組みになっている。

プラン名データ利用量料金(税込)
Rakuten最強プラン~3GB1,078円
3GB~20GB2,178円
20GB~3,278円

この料金プランは「月によってデータ通信量が変動する人」にとってとても便利だろう。データが足りなくなったり、データ使用量が少なくて損した気分になったりすることがない。

データ通信のライトユーザーからヘビーユーザーまで、使いやすいプランと言えるだろう。―― では、他社キャリアの格安プランはどうか。

docomoは「irumo (イルモ)」と「ahamo (アハモ)」という、ふたつのブランドを用意している。それぞれの料金プランは、以下のとおりだ。

プラン名データ利用量料金(税込)
irumo3GBプラン~3GB2,167円
6GBプラン~6GB2,827円
9GBプラン~9GB3,377円
ahamo20GBプラン~20GB2,970円
大盛り~100GB4,950円

irumoもahamoも、Rakuten最強プランのような「データの利用量に応じて請求料金が変化する課金方式」ではない。あらかじめ使いそうなデータ量を推測して、プランを選択する必要がある。

だから選んだプランによっては、こんなことが起こる。

  • あまり使わなかった月は、損した気分になる
  • 使いすぎた月は、通信速度を制限されてしまう

では、auの「povo (ポヴォ)」はどうか。

povoは基本料金を「無料」にしたうえで、一風変わったトッピング制の料金プランを採用している。無料でも使えるものの、トッピングを追加しないと最大通信速度が「128kbps」に制限されるのだ。

povoのトッピング料金をご紹介しよう。なお、povoのトッピングは使用期限があり、期限を過ぎた時点で使い残しているデータは消滅する。

トッピング名料金(税込)期限
povoデータ使い放題330円24時間
データ追加1GB390円7日間
データ追加3GB990円30日間
データ追加20GB2,700円30日間
データ追加60GB6,490円90日間
データ追加150GB12,980円180日間

このような料金プランを採用しているpovoは「とりあえずビジネス用の電話が欲しい (めったに電話しないけど)」という方のサブ回線に向いている。まれに電話するときだけ、povoを使えばいい。

日頃はメイン回線でデータ通信をおこない、メイン回線の電波が弱いときや、メイン回線の契約データ量を使い切ったときにpovoのトッピングを発動することもできる。

ただし、以下の2点は注意が必要だ。

  • 留守番電話、割込通話、三者通話、迷惑電話撃退、着信転送サービスを提供していない
  • 180日間以上有料トッピングの購入等がない場合、利用停止や契約解除となることがある

最後に、SoftBankの「LINEMO」はどうか。―― LINEMOは、以下のふたつのプランを用意している。

プラン名データ利用量料金(税込)
LINEMOミニプラン~3GB990円
スマホプラン~20GB2,728円

毎月のデータ通信量が3GBを切るようなライトユーザーは、LINEMOも有力な候補になるだろう。

さらに、LINEMOには「LINEギガフリー」という武器がある。LINEアプリ内の「トーク・音声通話・ビデオ通話」などについては、使ったデータ通信量がカウントされないのだ。

だから、LINEMOはキッズによいだろう。データ通信の利用量を気にすることなく、いつでもLINEの「トーク・音声通話・ビデオ通話」を使って家族に連絡できる。

楽天モバイルは「通話料金・機種代・事務手数料」も抑えられる

楽天モバイルは「通話料金・機種代・事務手数料」も抑えられる。

通話料金楽天リンクアプリの利用で通話料が無料になる
機種代iPhoneは全通信キャリアで最安 ( )
契約事務手数料Webだけでなくショップでも無料 ( )

上述の長所をうまく活用すれば、初期費用も維持費用も抑えられるだろう。

楽天モバイルは、ユーザーへの特典も手厚い

楽天モバイルは、ユーザーへの特典も手厚い。たとえば、こんなサービスを実施している。

  • 新規加入者は、楽天ポイントをたくさんもらえる
  • 楽天市場での買い物のポイント還元率が上がる
  • NBAやパリーグの試合を追加料金なしで見られる

まず、楽天モバイルは加入者に対して頻繁に「楽天ポイント・プレゼントキャンペーン」をおこなっている。これを上手く利用すると、いきなり数千ポイントを獲得できる。

ユーザーになったあとも、誰かを紹介して、紹介された人が要件を満たすと、たくさんのポイントをもらえる。

「Rakuten最強プラン」の契約者は、楽天市場でお買い物をしたときにもらえるポイントも優遇される。楽天モバイル非ユーザーの還元率は1%だが、ユーザーは5%になるのだ。

楽天ポイントは、楽天モバイルの支払いに利用できる。よって、ここでご紹介したポイント獲得特典を上手く活用すれば、モバイルの利用料金をゼロ円にすることもできるだろう。

楽天モバイルは、加入やプラン選択が簡単で手間いらず

楽天モバイルは、手間の観点から見ても優秀だと感じる。「手間」も立派なコストだから、手間を欠けずに加入できるなら「コストを削減できた」と考えていいだろう。

まず、楽天モバイルは「Rakuten最強プラン」の1プランしかないので、迷わなくて済む。分かりやすいだけでなく、データ利用量に応じた課金方式なので納得感もある。

また「MNPワンストップ」も利用できるので、携帯電話番号ポータビリティ(MNP)制度を利用したい方は乗り換えの手間も減る。

MNPワンストップとは

他社から電話番号を変えずに乗り換えるために従来必要だったMNP予約番号の手続きが、不要になる制度。従来は転出元と転入先の2社で手続を進める必要があったが、MNPワンストップを利用すると楽天1社で完結する。

ちなみに「MNPワンストップ」を利用してWebからeSIMで申し込むなら、最短「即日開通」も可能だ。

結局、楽天モバイルはメイン回線としてどうか

最後に、結局楽天モバイルはメイン回線としてどうなのか、検討してみたい。―― 結論を言うと、度々お伝えしているとおり「疑うな、信じるな、確かめろ」だ。

繰り返しになるが、楽天モバイルを5か月間使った結果、個人的にはまったく問題なく利用できた。じゅうぶん及第点を超えているので、メイン回線にしても問題ないように感じる。

ただ、楽天モバイルはまだ電波に課題があるため、利用者の置かれている状況によって使用感が変わる。だから、自分で使ってみないと答えが出ない。評判や口コミは「参考」の域を出ないのだ。

幸い、楽天モバイルは最低利用期間や契約解除料を設けていない。試してみて「使いものにならない」と感じたら、また乗り換えればいいだろう。

ただし、楽天モバイルに「利用意思がないと認められる回線」と判断されると、解約の際に解約事務手数料として「1,078 円 (税込)」を請求される場合がある。

人口カバー率99.9%は本当か?

楽天モバイルの公式サイトで「人口カバー率99.9% (2023年6月時点)」とうたっている。ならは、多くのエリアで高速通信を無制限で利用できると考えていいのだろうか?

楽天回線エリア内でも「遅い」「繋がらない」といった経験をした人が少なくない。楽天リンクについても「使いものにならない」という意見もあれば「気にならない」という意見もある。

結局のところ、楽天モバイルがメイン回線として使えるかどうかは「所在地や使い方による」としか言いようがない。「人口カバー率」も参考の域を出ないと考えたほうが無難だ。

楽天モバイルをメインにするなら、サブ回線があると安心

先述のとおり、楽天回線は周波数が高く、障害物が多いところでは品質低下を起こしやすい。だから、楽天モバイルをメインにするなら、サブ回線があると安心だろう。

サブ回線は、できるだけ維持費の安いもののほうがいいのではないか?そうなると、以下が候補になる。

  • povo(au)
  • LINEMO(SoftBank) ミニプラン
  • irumo(docomo) 0.5GBプラン

irumoの「0.5GBプラン」は、電話用のプランである。基本料金が安い(550円)代わりに、最高通信速度が3Mbps(利用可能データ量を超えた場合は128Kbps)に抑えられている。

povoやLINEMOは、既にご紹介したとおりだ。楽天モバイルがつながりにくいとき用のサブにするなら、irumoの「0.5GBプラン」より、こちらのほうが役立つだろう。

楽天モバイルは、プラチナバンド帯域の使用認可を受けた。しかし、上り・下りとも「3MHz」ずつの狭い帯域であり、アクセスが集中した際に輻輳(渋滞)を起こしやすいかもしれない。

だから、楽天モバイルをメインの単独回線にするにはやや不安がある。よって、しばらくはメイン機とサブ機の並行利用、またはデュアルSIM運用がいいように感じる。

楽天モバイル公式サイトはこちら

まとめ:楽天回線はメイン回線として及第点超え

さいごに、本稿のおさらいをしておこう。

楽天モバイルをメイン回線にしてみた感想は?

及第点を超えていて、個人的には問題なく使えている。しかし、評判や口コミは参考にしかならないと感じる。利用者の置かれた環境により感想が変わるようだ。詳しくはこちらをご覧いただきたい。

楽天モバイルをメイン回線にしてみて、どうだったか

楽天モバイルをメイン回線にするときの注意点は?

とにかく自分で試してみることだ。その結果「まったく使えない」と感じるなら乗り換え、「ときどきつながりにくい」と感じるならサブ回線を用意するとよい。詳しくはこちらをご覧いただきたい。

結局、楽天モバイルはメイン回線としてどうか

\ 現在の携帯電話会社と楽天を比較 /

スマホ料金をチェックすると100ポイント!

-スマホ代節約